Macのローカルで開発環境をつくる機会ができたため、自分の備忘録のためにも記事にしました。かんたんにDockerの紹介とコマンドを含めて手順をご紹介できたらとおもっております。
今回ご紹介させていただくのはMac(Linux)でのローカル開発環境の構築方法をご紹介させていただきます。
Windowをご利用している方の場合、WSL(Windows Subsystem for Linux)があるため、VSCodeをインストールし、プラグインを利用すればすぐにLinuxの開発環境をローカルに作成することができるため、その方法は別途記事にしていきたいと思います。
またWindowsもWSLの環境下でDockerを利用する場合も対象になるのでよろしければ一度お願いします。
Dockerでローカル開発環境を構築する手順
目次
1.Dockerをインストールする
Dockerをインストールするにはまず、Docker hubにアカウントを作成する必要があります。Dockerはいろいろな開発環境がパッケージになっており、そのパッケージをimage呼称しております。このimageからコンテナというコピーを実際作成し、そのコンテナ内で実際に作業を行うこととなります。

例えるとDocker自体がオーディオ・コンポで、imageがCD、コンテナがMD・カセットテープを想像していただきたいです。
まずはオーディオ・コンポを購入し、その中にCDを入れます。音楽などをCDからMD・カセットテープで複製をし、実際にMD・カセットテープに自分の好きな音楽を入れるイメージを想像していただける嬉しいです。
それでは実際にDocker hubでのアカウント登録方法をご紹介してきます。
Docker hubのアカウント登録方法

Docker hubにアクセスすると上記のようなTOPページに遷移します。

この画面の黄色の枠で囲っている「Get started」のボタンを押してアカウント登録を行ってください。

ページ遷移後は上記のような画面になり、ID,Pass,Email情報が必要なります。EmailはDockerからのお知らせなどが今後届くようになります。

アカウント登録後はこのようなTOPページに切り替わり、「Download and Take a Tutorial」とメインビジュアルに表示がされるようになります。

あとはこの手順に合わせて進めていくことでDockerのインストールが完了します。

その後Dockerのインストールが完了するとMac上にDockerのAppがインストールされており、起動するとタスクバー上にDockerのアイコンが表示されます。開くと現在のDockerのステータスや、設定などをすることができます。
上記のキャプチャで黄色枠で囲っている部分が「Docker Desktop is running」となっていれば成功です。
Dockerのバージョン確認

ここから実際のCLIでの作業を行ってきます。
まずはMacのターミナルアプリを起動してください。作業ディレクトリはどこでも構いません。
windowsを利用している場合vscode内にターミナル機能が付属しているため、そこからunix commendを入力してみてください。
上記のコマンドを打つと現在のDocker利用バージョンをかえしてくれます。
別途dockerにはいくつかのimageをまとめて同時に起動してくれるdocker-composeというもの提供しており、docker-composeを利用することでlinuxを利用しつつ、上にwordpressをのせてDBはMariaDBを利用することなどが実現可能なります。
docker-composeのインストール方法は下記のコマンドです。またコマンド内部にdocker-composeのバージョンが記載されているため、下記のURLを参照し、書き換えてください。
これでdocker-composeのインストールが完了します。続いてしっかりインストールができているか見るため、docker-composeのバージョン確認を下記のコマンドで確認してください。
これで下準備が完了となります。
2.LinuxのDocker imageをインストールする

Dockerでは様々ソフトウェアを提供しており、かんたんにデプロイ・構築することができます。
基本メジャーどころのOSSなどはDockerが公式でimageを公開しており、imageを取得する際にバージョンなどを指定することで好きなようにカスタムすることが可能です。
Docker imageのインストール
では早速imageをインストールしてきます。インストールimageはdocker hub内で探すことができます。
今回はLinuxのOSであるUbuntuをインストールしていく手順を記載します。

Docker hubのTOPページ少し下にimageの一覧があります。ここにUbuntuのリンクがあるのでクリックします。

そうすると、そのimageのTOPページが表示され、黄色枠で囲っている箇所にtagというそのimageのバージョン等が記載されている箇所がございます。
tagはimageと合わせて指定することが可能なのですが、任意で指定しないことも可能で、指定しなかった場合はlatest(最新版)がインストールされるようになっております。最新版の場合、安定していないこともあるため留意してください。
別途ubuntu以外にもインストールすることができるため、Docker hubのサイト内検索で気になるソフトウェアを検索してみてください。
それでは具体的なコマンドを書きに記載します。
これでimageのインストールが完了になります。
インストールしたimageの確認方法
確認する方法については下記コマンドで確認することできます。
先程インストールしたimageがこれで確認することができます。
また間違えてimageをインストールしてしまった場合は、削除することもできます。
これで削除も可能になります。
imageからコンテナの作成
インストールしたimageからコンテナを作成してきます。
これでimageからコンテナが作成されます。コンテナが作成されたを確認するには下記のコマンドになります。
これでコンテナの一覧を確認することができます。またコンテナはいくつも作成することが可能で、削除もできます。削除方法は下記になります。
たくさん作成したときはかんたんに削除をすることも可能なので、開発環境としてローカル内が汚くならず、とても扱いやすい環境です。
Linuxへログインをする

それでは最後にLinuxへログイン方法を下記にします。
コンテナへログイン
これでコンテナ内のUbuntuにログインすることが可能になります。ログアウトはexitとコマンドを打つことでローカルに戻ることができます。