今回はRe:dashを用いてAlertを飛ばす設定をご紹介してきます。RedashはBIツールで各データソースと接続することで利用ができるOSSのソフトウェアです。通常のBIツールと同様にグラフの作成やダッシュボードの作成なども簡単に行うことができるコスパのいいツールです。
Re:dashではメールやSlackにAlertを飛ばす機能が備わっており、今回のそのAlert機能について紹介をします。
本記事ではRe:dashの最新バージョン(5.0.2)を用いてAlert機能の紹介をさせていただきます。
Re:dashについて以前記事を書いたのでよければ一読ください。
Alert機能の利用方法

Alert機能を利用する前に
Alert機能を利用するにあたりウォッチするQueryを作成していただく必要があります。現在接続中のデータソースから必要なデータを抽出するQueryを保存しておいてください。
データ抽出が完了したらグローバルナビにある[Create]ボタンを押してAlertを選択してください。
Alert機能の設定
[Create]ボタンを押してAlertを選択してもらうと下記画面に遷移します。
この画面で先程作成したQueryが表示されます。ここで設定し、[save]ボタンを押してください。
そうすると下記画面へ移動します。

Queryには先程指定したQuery nameが表示されます。NameはこのAlertの名前を設定いただきます。
そのほかの設定箇所は下記にて説明をさせていただきます。
設定項目の説明
Value column: ウォッチする予定のカラム
Value: 「Value column」で設定した先頭行の値が表示されます。
Op: 下記にプルダウンで表示する
greater than
… 閾値より大きかった時にアラートするless than
… 閾値より小さかった時にアラートするequals
… 閾値と一致した場合にアラートする
Reference: 閾値のレコード行を指定
Rearm Seconds: 前回アラート時から再度アラートする時に秒を設定する。
Notifications: ここでアラート先を指定します。[add]ボタンで指定した メールアドレスを追加すると下記に設定したアドレスが表示されるようになります。
これでAlertの設定が完了になります。設定したアラートが届くかクエリ側に固定値を入れてテストしてみてください。
まとめ
だいぶ簡単にではありましたがRe:dashのアラート機能について紹介させていただきました。設定のシンプルにできるため、KPIの達成率などをウォッチしてみてはいかがでしょうか。
またRe:dashではAnd条件などを含めて監視する等が出来ないようなのでQueries Result等でこねくり回してAlertへ設定することができます。
参考記事